後継者問題っていうのはやっぱり避けては通れない。
谷口 豪樹さん
僕もいろんなところに行って後継者問題の話になるんですけど。ただ、僕の勝手な考えですけど、農家の方は栽培にはめちゃめちゃ力を入れていると思うんです。でも「人事」に関しては、……。だから栽培と同じくらい「人事」に力を入れれば、僕は後継者問題ってなくなると思うんです。そこがすごく難しい。
僕なら現状をまず発信する。福島市などのハローワークでもいいと思うんですよ。農家の現状を伝えて、声を出して、やる気のある人を受け入れる。そんな事も必要だと思っています。
福島が今後どのようになっていってほしいか、お考えがあればお聞かせください。
谷口 豪樹さん
今は異常気象という形で、夏の猛暑が特に強いですよね。従来の気候風土で栽培できていた作物が育てられない、そんな状況が来るのではないでしょうか。東北のこの地だから育てられるという可能性は広がると、僕は思っています。
あと復興とか原発に関して小学生向けの講師をやったときに感じたのですが、震災当時生まれてもいない子どもたちに伝える難しさを実感しました。伝えていかなくてはいけないけど、どう伝えていくかですね。
最後に、今後の展望・ビジョンについて教えてください。
谷口 豪樹さん
継続をしていく。会社も継続していく、あとは雇用に対しても継続して、どんどん人を入れて勤続を長くして、「続けていく」っていうのを目標にしていきたいですね。
