環境再生への取組
福島での
「環境再生事業」って何?
2011年3月11日の東日本大震災によって東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生。人々の健康および生活環境におよぼす影響をすみやかに低減することが課題となりました。福島の環境再生と復興を目指す取組。それが「環境再生事業」です。多くの関係者の皆様のご協力を得ながら、世界にも前例のない規模と方法で、福島の環境を再生する事業が行われています。
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地震発生
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1
除染など
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2
保管・輸送
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3
中間貯蔵
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4
再生利用
最終処分
2011年より取り組んできた
環境再生事業
この10年
※2021年現在 の変化は?2011年3月11日の東日本大震災によって東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生。人々の健康および生活環境におよぼす影響をすみやかに低減することが課題となりました。福島の環境再生と復興を目指す取組。それが「環境再生事業」です。多くの関係者の皆様のご協力を得ながら、世界にも前例のない規模と方法で、福島の環境を再生する事業が行われています。
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空間線量率の推移(80km圏内マップ)
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除染の効果
例えば宅地では、除染によって放射線量が60%低減し、その後のモニタリング調査では76%まで低減。
面的な除染の効果が維持されていることが確認できます。例えば宅地では、除染によって放射線量が60%低減し、その後のモニタリング調査では76%まで低減。
面的な除染の効果が維持されていることが確認できます。 -
観光客入込数の推移
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震災前を100%とする農業算出額の比率
被災地における農業も徐々に再開。農業産出額は震災前の90.7%まで回復。
被災地における農業も徐々に再開。農業産出額は震災前の90.7%まで回復。
環境を
再生するために
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これまでのあゆみ
環境省では、放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、除染や汚染廃棄物の処理などを開始。多くの方々のご協力のもと、2018年3月には帰還困難区域を除いて面的除染が完了。インフラも回復し避難指示も順次解除されるなど、環境再生が着実に進んでいます。
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あれから10年(動画)
東日本大震災・福島第一原子力発電所事故の発生からこれまでの10年間、福島で行われてきた除染、中間貯蔵施設事業や、除去土壌の再生利用について現場に携わる方々の証言などを交えて紹介します。
※震災後10年に節目に作成した動画です。 -
ふくしま、次の10年へ
福島県と締結した連携協力協定(2020年8月)等を踏まえ、脱炭素・風評・風化の3つの視点で、政策パッケージを取りまとめ、未来志向の新たな環境施策を進めていく旨を発表しました。
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小島よしおと一緒に
福島を学ぼう福島第一原子力発電所の事故から11年 復興に向けて福島は、未だ多くの課題を抱えている その課題の大きな一つ 「除去土壌」の問題を人気お笑い芸人 「小島よしお」が 「聞く」「見る」「考える」を通して、分かりやすい言葉で伝えていく!
土壌等の除染や汚染廃棄物の処理など福島の環境再生に取組んできたことにより、
道路・鉄道等のインフラ復旧も進み、避難指示も順次解除され、原子力災害からの復興がスタートするとともに、
帰還困難区域においても、新たなまちづくりを目指した特定復興再生拠点の整備が進められています。
こうした福島の復興に、「未来志向」の取組も進めてほしいとの地元の声も受け、
2018年8月、環境省は新たな決意の下、「福島再生・未来志向プロジェクト」をスタートさせました。
除染や特定廃棄物対策などの環境再生の取組だけでなく、
地域の人々と一緒に未来の姿を見る、そして創る一員であるという認識のもと、
環境省の得意分野である脱炭素、資源循環、自然共生などの環境施策でも貢献し、
福島の未来志向の取組を力強く推進していきます。