国際関係
IAEA(国際原子力機関)
除去土壌の再生利用等に関する
IAEA(国際原子力機関)
専門家会合について
「IAEA(国際原子力機関)」とは
- 原子力技術の安全・安心かつ平和的利用を促進する、原子力分野についての協力のための世界の中枢的機関
背景・概要
- 福島県内の除染で発生した除去土壌等については、中間貯蔵開始後30年以内に、県外最終処分することとしています。
最終処分量を低減するため、政府一体で、除去土壌等の減容・再生利用等に取り組んでいるところです。 - 本会合は、環境省の要請により、今後の除去土壌の再生利用と最終処分等に係る環境省の取組に対し、技術的・社会的観点から国際的な評価・助言等を行う目的で、IAEAが実施。計3回の会合を開催しました。
- 2024年9月10日に、IAEA が本会合の成果をとりまとめた最終報告書を公表しました。
最終報告書
- 要旨(Executive Summary)において、以下の結論が述べられている。
- 再生利用及び最終処分について、これまで環境省が実施してきた取組や活動はIAEAの安全基準に合致している。
- 今後、専門家チームの助言を十分に満たすための取組を継続して行うことで、環境省の展開する取組がIAEA安全基準に合致したものになる。これは今後のフォローアップ評価によって確認することができる。
注:この翻訳は、「IAEA assistance to the Ministry of the Environment, Japan on ‘volume reduction and recycling of removed soil arising from decontamination activities after the Accident of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station’ FINAL REPORT ON THE EXPERTS MISSION」から環境省が行った仮訳である。
除去土壌の再生利用等に関するIAEA・環境省専門家会合最終報告書
環境省の今後の対応
- 本最終報告書における助言等も踏まえ、環境省では除去土壌の再生利用や最終処分の基準案の検討を進めるとともに、県外最終処分に向けた取組を推進していきます。
- 今後とも、継続的に取組状況をIAEAと共有するとともに、国内外へ情報発信していきます。