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トークセッション

トークセッションの様子

「いま、福島について知り、伝えたいこと」をテーマに、登壇者の感じた想いや福島での新しい動きなど多様な視点で活発な議論が展開され、最後に「いま、福島について知り、伝えたいこと」をそれぞれフリップに記載し発表いただきました。

小島さん発表の様子 小島よしおさん

「除去土壌問題を知っている人と知らない人で二極化が進んでいて、興味がない人にどうやって関心をもってもらえるかが必要です。例えば子供に何かを伝える時に心がけていることは歌や踊りにして参加型にしてみること。それによって関心度は変わるので、人によっては小説にするとか、いろんな方法で伝えていくことが重要ではないでしょうか。フリップには『1週間に1人』を記載しましたが、1週間に1人でもいいから伝えていくことをみんなが意識していってほしいです。」

中野さん発表の様子 中野美奈子さん

「2人の子供をもつ母として、例えば今の1歳の子供が20歳の大人になったとき、その住んでいる地域に除去土壌がきていた場合に、説明する責任があるのでしっかりそれを説明できるのかが重要だと思います。またシンガポールにて、現地の人から香川県産の特産物について『福島からどれくらい離れているの』と聞かれました。海外の人は3.11の事故当時のことが頭に残っているので、今は安全であることを海外の人にしっかりと伝えることも大切です。」

CANDLE JUNEさん発表の様子 CANDLE JUNEさん

「12年間福島に通ってきて、福島の方はなかなか自分のこととして話す人は少なかったり、県外の人も3.11時点で記憶が止まっている人も多かった印象ですが、今では福島の方も県外の方も活動に参加したいという人が増えてきています。また今後、再生するにもただ再生するのではなく、完全になっていくまでの行程を見せることが重要です。企業との取り組みでも、単にデータだけを出すのではなく関心の薄い方の心も引きつけるようにエンタテイメント性を取り入れるなど工夫して、学生も交えた様々なメンバーで一緒に活動を行っていければいいと思います。」

小林環境副大臣発表の様子 小林環境副大臣

「これからは除去土壌を運ぶ先の方々が安心して受け入れられるような実験をまず環境省でやってまいります。多くの人に分かりやすく丁寧に説明した上で、除去土壌を広く使っていくことが見えてくるかと思います。また、県外最終処分や外国に向けての発信等は各省庁と連携して進めていくことが必要です。多くの方に、3.11だけではなく、3.12以降も福島のことを思っていただきたい。」

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