チャレンジ・アワード2023
いっしょに考える「福島、その先の環境へ。」
チャレンジ・アワード2023表彰式
環境省では、福島の風評払拭や復興に向けた未来志向の環境施策への理解醸成に資する取組の一環として、表彰制度「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワードを創設し、中学生の部、高校生の部、大学生の部・ポスターアート作品の部の4部門から選出された環境大臣賞、福島県知事賞、福島県教育委員会教育長賞、入賞、特別賞の表彰式が11月26日に行われました。
受賞者コメント
環境大臣賞
中学生の部/高校生の部 各1作品
【中学生の部】
【高校生の部】
GOALs~学校協働SDGsチャレンジ~
晃華学園中学校高等学校(東京都)
麗澤中学・高等学校(千葉県)
遠藤 愛子/小野田 有紗/毛塚 文那/山本 芙実香/和田 彩花/渡邉 碧里/宇佐見 弥櫻子/篠﨑 紗良/高野 茉莉/
ニュートン 花/薮﨑 詩乃
このたび、環境大臣賞を受賞できて大変光栄です。私たちは、同じ首都圏の若者に福島を伝える手段としてオリジナルハンドタオルをつくりました。この活動を評価してくださった環境省の方々、一緒に活動してきたメンバー、商品開発に協力してくださった(株)起点の皆様に感謝の気持ちで一杯です。
これからも福島の今や、福島の良いところを伝えられる活動を続けていきたいです。
(和田 彩花 晃華学園中学校2年)
福島県知事賞
中学生の部/高校生の部 各1作品
【中学生の部】
葛尾村立葛尾中学校
松本 晴樹
葛尾村、福島県の復興のために何か尽力できることはないかと日々模索していました。その中で、SDGsに着目し昆虫食の可能性について考えてみました。
私たちが今後生き抜いていく中で食糧不足や飢餓を避けるためにはアイディアが必要で、昆虫食がぴったりでした。実現できるかできないかはわかりませんが、昆虫が大好きな僕は、葛尾村で昆虫食を広げられるようにこれから希望を持って行動していきたいです。
【高校生の部】
福島県立岩瀬農業高等学校
(代表)常恒 充尊、矢内 和馬、関根 怜花
福島県知事賞という名誉ある賞をいただき、感激しております。
震災以降の風評被害について考える中で、全校一丸となって取り組んできたGAP推進と地域連携がこのような形で評価され、大変嬉しく思います。
今後も食を支える農業から、地域が、そして日本中が元気になるよう、活動を継続していきたいと強く感じました。
福島県教育委員会教育長賞
中学生の部/高校生の部 各1作品
【中学生の部】
福島大学附属中学校
西形 花璃
この度は素晴らしい賞ありがとうございます。こども記者の経験をもとに、改めて私が生まれ育った福島について考えると、私たちこどもがつながり、関わりあい、福島ともつながり、関わりあい、より良いまちにしていこうと行動することがこれからの福島を作っていくと感じました。私も福島のため、行動し続けたいと思います。
【高校生の部】
甲南高等学校(兵庫県)
柿田 悠吾
この度は、輝かしい優秀賞を頂戴し誠に光栄に思います。
私は、福島県における風評被害を低減させるための力になりたいと考え、3年間にわたり活動をしてまいりました。
この賞をいただくことができたのは、この活動にご協力いただいた皆さまのおかげです。
今後もこの活動を多くの方に知っていただけるよう、最善の努力をしてまいります。
入賞
中学生の部 3作品/高校生の部 1作品/大学生の部 3作品
【中学生の部】
京都教育大学附属京都小中学校(京都府)
石﨑 脩也
今回入賞することができ、とても嬉しいです。私は福島学カレッジに参加して、福島の未来へのパスを受け取り、福島でのワールドカップ開催を提案しました。スポーツの面白さは好き嫌いを超えて伝わるものだと思います。サッカーというスポーツを通して、日本中、そして世界中に福島サポーターの輪が広がっていくと信じています。
福島大学附属中学校
長谷川 慶佑
受賞することが出来、非常に嬉しいです。震災の時に0歳だった僕は、自分の成長と共に福島の復興が進むこと、そして、福島に生まれ育って良かったと誰もが思える福島になって欲しいと願ってきました。個人が出来ることは微力かも知れませんが、福島の輝かしい未来への礎になるために、自分が出来ることを今後も行っていきたいです。
- 作品名:
福島県の未来へ繋ぐ(PDF688KB)
福島県立ふたば未来学園中学校
石田 征士朗
今回の「チャレンジアワード」の作文を書くきっかけは、福島の作物について悲しい現実をしったことでしたが、そのことにより、今後の食の未来を考えるきっかけとなりました。
僕が考えた食の修学旅行を通じて、福島の食の安全を安心へと繋げられるよう、震災を経験していない私たちがこれからも考え、行動していきたいと思います。
【高校生の部】
聖光学院高等学校(福島県)
今野 夏緒里
受賞することができ、身に余る光栄です。コンテストを通して、福島の現状を改めて知る良い機会となりました。福島にはまだまだ私の知らない魅力がたくさんあります。今回の受賞を機に、生まれ育った福島に私ができることを引き続き考えていきたいと思います。最後にこの活動に関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
【大学生の部】
成城大学(東京都)
齋藤 千裕
除去土壌の県外最終処分を迎える2045年、私たち若者は社会のリーダーになっているでしょう。責任ある大人として、これからも冷静に福島の復興を見守り、意思決定に関わっていきます。最後に、このように研究を評価していただけたことを大変嬉しく思います。ありがとうございました。
北海道大学農学院(北海道)
望月 杏樹
この度は栄えある賞をいただきありがとうございます。私は去年、飯舘村で農業ボランティアをしてきました。そこで最も感じたことは村人の方々の「までいな」優しさであり、受賞できたのも村人・関係者の方々のご支援があったおかげです。今後も「誰もが輝き、魅力溢れる福島県」になることを願いながら、自分が学んだことを次世代にわかりやすく伝えていこうと思います。
北海道大学水再生工学研究室(北海道)
上田 純平
この度はとても貴重な経験をさせて頂き感謝致します。震災は私が小学生の頃に起きた出来事です。その頃の薄れた記憶とは裏腹に、災害の蹟は未だ深く復興道半ばであることを痛感いたしました。今後を背負う世代となる私達がどう福島を復興していくかが重要であり、震災の記憶を次の世代に繋ぐ責任を全うしようと思いました。
特別賞
中学生の部 1作品
【中学生の部】
蒼明学院中等部(岡山県)
武智 睦実
賞を受賞したと聞いたとき、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
今まで福島についてほとんど知りませんでしたが、今回ツアーに参加し、自分で調べたことをはるかに越える現実を知ることができました。
被災地から離れた地域では震災のことを知ろうとする人は多くありません。なので、私が体験したことを少しでも多くの人に伝えていこうと思います。
- 作品名:
私達から発信する福島(PDF688KB)
ふたばふたたびツアー
表彰式終了後、受賞者の方を対象とした「ふたばふたたびツアー」を実施し、「福島の今」を現地で体感いただきました。
旅行期間
2023年11月26日(日)
見学場所
東日本大震災・原子力災害伝承館
中間貯蔵施設
震災遺構 浪江町立請戸小学校
復興祈念公園見晴台 など
いわき市立桶売中学校
酒井 舜之
桶売中学校の閉校が決まってから、地域の未来のことを考える機会が増えました。ですから、「住み続けられる地域づくり」について考えたこの作品が環境大臣賞を受賞し、大きな喜びを感じています。「生まれ育った場所で最後まで生活したい。」当たり前の思いが、私の住む桶売、そして福島で実現するよう、今後も考え、行動していきたいと思います。
住み続けられる故郷・福島を目指して(PDF688KB)