チャレンジ・アワード2024

いっしょに考える「福島、その先の環境へ。」
チャレンジ・アワード2024表彰式
環境省では、福島の風評払拭や復興に向けた未来志向の環境施策への理解醸成に資する取組の一環として、表彰制度「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワードを創設しておりますが、中学生の部、高校生の部、大学生の部・アートポスターの部の4部門から選出された環境大臣賞、福島県知事賞、福島県教育委員会教育長賞、入賞の表彰式が3月8日に行われました。

受賞者コメント
環境大臣賞
中学生の部/高校生の部/大学生の部/アートポスターの部 各1作品
【中学生の部】
【高校生の部】
洛南高等学校
村上 智絢
環境大臣賞を受賞できたことを心から嬉しく思います。2050年に「すべてのごみが資源になる社会」を実現する夢に向け、大きな一歩を踏み出せました。持続可能な未来には、一人ひとりの意識改革と行動が不可欠です。福島から日本、そして世界へ、この挑戦が広がり「持続可能なエシカル都市」の実現につながると信じています。今回の受賞を励みに、より良い未来を目指し挑戦を続けていきます。支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
授賞理由:
福島を世界一の未来エネルギー都市にする提案で、再生エネルギーの活用のみならず、動物性ケラチンなども含めて「可燃ごみ」を世界からなくし「資源ごみ」に変える独自性のある取組を福島からはじめ、持続可能なエシカル都市を目指す最も優秀な作品である。
【大学生の部】
「大学生による除染土に関するオリジナルワークショップ」制作委員会
山田 歩/尾形 航祐/佐藤 瑠衣/筒井 丈晴/水野 奈那子
この度は大変名誉ある賞を受賞することができ、うれしく思います。我々の最終目標はこのワークショップが教育機関などで活用されることを通して、除染土問題の全国的理解が進むことです。ですので、このプロジェクトはここで終わりではありません。今後もワークショップを通じて除染土についての理解醸成に尽力してまいります。最後に、このプロジェクトに関わっていただいた方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
授賞理由:
全国の学生が福島に集って実施したワークショップを通じ、除去土壌の再生利用や最終処分を建設的に議論できる過去から未来に関するオリジナルなカードゲームをツールとして提案、具体的に活用して実践しており、その効果も示されている。今後の展開も期待できる最も優秀な作品である。
【アートポスターの部】
福島県立福島西高等学校
武藤 春香
この度、環境大臣賞という栄誉ある賞をいただき、大変光栄です。今回のアートポスターを制作するにあたり、震災直後の福島、復興に向けての福島の努力などについて、お話を伺う機会がありました。当時の状況や県民の方々の努力を知り、各々が「福島」を解釈し、自分でできることを探し続けていくことが、福島の未来を創っていくことにつながるのだと思いました。これからも、福島のために行動したいと思います。
- 作品名:
次へ!(PDF25.0MB)
授賞理由:
子供の明るい未来への成長の表現の中に、福島のモチーフの一つ一つが共生しているように描いた構図が素晴らしく、タイトル通り、福島の「次へ」の期待と希望が伝わる最も優秀な作品である。
福島県知事賞
中学生の部/高校生の部/大学生の部/アートポスターの部 各1作品
【中学生の部】
福島県いわき市立中央台北中学校
鈴木 結人
僕は、生まれて数ヶ月で東日本大震災を経験しました。その後地震・津波の被害、原子力発電所の事故から福島が復興していく姿を常に目の当たりにし、感じ、歩んできました。大人達は、僕達の未来の為に、壊滅的だった海岸を綺麗にし、僕達が安全な環境で安心して思う存分身体を動かし、健やかに成長できるよう、環境を整えてくれました。今度は僕達が未来の福島の為に何ができるかを考え、恩返しする番です。未来の福島の為に、僕達が今できることを考え、実践していきたいです。
授賞理由:
海岸での清掃活動を強化することで、かつて賑わいを見せた美しい福島の海岸と貴重な「鳴き砂」を保全する提案。以前のように多くのサーファーや観光客が訪れ、清掃活動を自発的に行い、「鳴き砂」で海の魅力と賑わいを取り戻し好循環を育む具体的で実践的な優秀な作品である。
【高校生の部】
飛鳥未来高等学校
柿沼 笑佳
福島カレッジに参加するまで福島と関わりの無かった私ですが、福島を思う方々と関わっていくうちに、自分も、復興を後押しする力の一部に自然となっていることに気がつきました。今回、このような素晴らしい賞をいただけたことで、さらに多くの人にこの思いをつなげられることを嬉しく思います。これからも福島を中心に人と人との輪を広げ、福島の未来を共に築いていけるよう、精進してまいります。
授賞理由:
福島でのフィールドワークを通じ、福島の現状について理解を深めるために県外の方ができる復興を提案した作品。福島の復興・防災から学ぶことができることの伝聞の重要性を伝え、意識・気づき・行動変容への循環に繋げていく実現性のある効果的な提案を盛り込んだ優秀な作品である。
【大学生の部】
北海道大学農学院作物栄養学研究室
岩井 純平
このたびは栄えある賞を賜り、誠にありがとうございます。現地でのボランティア活動やワークショップを通じ、復興に向けて懸命に取り組む多くの方々の姿に触れ、福島の未来について深く考える機会を得ました。今回、このような栄誉ある賞をいただけたのも、ご支援くださった皆様のおかげです。今後も福島の発展に貢献できるよう研究に励むとともに、得られた知見を次世代へとつなげてまいります。
授賞理由:
福島の農作物を安心して楽しむため、作物が安全である科学的証拠を迅速に示すために,中赤外分光器を用いた測定値から食物への移行までも推定できるモデルの開発で、今後の発展が期待できる優秀な作品である。
【アートポスターの部】
埼玉県立芸術総合高等学校
小曽根 蒼
福島県知事賞という素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。
高校で学んでいる芸術を、興味のある震災復興に活かすチャンスだと思い、「繋がり」をテーマにアートポスターを描きました。
芸術には、言語や性別、年齢を超えて分かち合い、伝え合うことのできる力を持っています。これからも、福島の魅力を、過去を、今を、未来を、私の信じる芸術の力で、たくさんの人に発信していきたいです。
- 作品名:
つながり(PDF137KB)
授賞理由:
海と、文化と、自然と、愛を、過去から、未来へ、ひとと、ひとを。つなぐ。つなげる。つながる。福島の「ふ」の手話の指文字で、たくさんのつながりと願いを表現された作品。特産物や伝統色などの魅力を込めたデザインで、福島県への思いと未来に向けたメッセージが表現された優秀な作品である。
福島県教育委員会教育長賞
中学生の部/高校生の部/大学生の部/アートポスターの部 各1作品
【中学生の部】
半田市立半田中学校
那須 陽向
このような賞をいただき、大変うれしく思います。
ぼくは東日本大震災の3週間後に産まれました。そのため、「防災」に強く関心があり、楽しく学べる「防災」アプリを、地域の青年会議所と協力して組み立てました。その経験をもとに、「福島の復興」と「防災」を結び付けて楽しく学べるアプリを提案しました。
今後も原発や復興を、「未来を守るための明るい挑戦」として広められるよう活動していきたいです。ありがとうございました。
授賞理由:
福島県で開催されたイベントに参加し、自ら工夫した課題解決の方法として、クイズやゲームを通じて、福島の復興や防災についてストーリー形式で学びを深めていく提案であり、福島の課題を自分ごととして捉える上で、大変興味深い、具体性のある優秀な作品である。
【高校生の部】
晃華学園中学校高等学校 F:NeXt
佐藤 麻央/廣岡 来実/小野田 有紗/渡邉 碧里/山口 愛深/吉川 千尋/桂木 真歩/佐野 凜々子/毛塚 文那/遠藤 愛子/和田 彩花/吉田 百花/友松 奏絵/今村 育海
この度は光栄な賞を頂き、大変嬉しく思っております。私達は、「福島復興の次世代フェーズ」をテーマに、新たな東日本大震災の伝承方法を考えました。東日本大震災を経験した最後の世代から、これからの未来を共に作っていく次世代へのバトンを繋ぐために、これからも能動的に福島に関わっていきたいと思います。また、この場をお借りして、顧問の佐藤駿介先生をはじめとする、ご尽力頂いた全ての皆様に心よりお礼申し上げます。 (佐藤麻央 晃華学園高等学校2年)
授賞理由:
3年前から被災地訪問や、産品の販売、出前授業を実施している経験から、東日本大震災を体験していない世代がハブ(人をつなぐ機能)となって伝承することの重要性を示した作品で、自分ごととして震災の事実や教訓、福島の復興を能動的に調査・体験しながら実践している優秀な作品である。
【大学生の部】
放送大学
井上 智尋
この度は名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。震災後の福島に初めて訪れた際に、私は衝撃を受けたのと同時に、大きな希望を感じました。私が取り組んできたモータースポーツは、福島県浜通りを復興に導くヒントではないかと考えています。
チャレンジングな提案でしたが、私の想いを評価いただき、大変嬉しく思っております。
このアイデアが実現できるように、そして福島の明るい未来のために、今後も活動を続けて参ります。
授賞理由:
復興の重要な課題として人とのふれあいや賑わいの重要性を示し、そのための具体的提案として、自身で取り組んでいたモータースポーツと混合燃料の活用を掛け合わせて、浜通り地域に自動車レース場を作り、活気を取り戻そうとする、新たな視点で捉えた優秀な作品である。
【アートポスターの部】
福島県立福島西高等学校
菊地 結生
震災から14年が経っても、様々な地域でいまだに傷が色濃く残る中、震災の経験をしていない子どもたちや、記憶の薄れた私たちの世代が“これから”をつないでいきたい、という思いを絵を通して伝えたく、今回のポスターを制作しました。過去の暗い出来事を忘れず、その中からも明るい部分を見出し、その明るさを広げていけるような福島県が作りあげられることを願って、自分のできることを精一杯行っていきたいと思います。
- 作品名:
逆光(PDF33.0KB)
授賞理由:
自然災害を経験した福島県の色鮮やかな自然に、暗い過去の事実も忘れてはいけないというメッセージを加え、豊かなコントラストとともに、過去と未来を一体的に表現された優秀な作品である。
入賞
中学生の部 3作品/高校生の部 1作品/大学生の部 4作品/アートポスターの部 4作品
【中学生の部】
山脇学園中学校
村田 華音
栄えある賞をいただき身に余る光栄です。文章を書くことを通して、福島の、これからと今について深く考える大変良い機会となりました。これからも、福島の歴史を風化させることなく、長く、正しく紡いでいくことが大切であると改めて感じました。そのためにも、私自身も日々様々な視点を持って考え、行動し続けていきます。この度は本当にありがとうございました。
- 作品名:
すてきなところの種を蒔く(670KB)
授賞理由:
家族と過ごした10泊の福島旅行に思いを馳せ、福島の素晴らしさと福島県外各地の公園に除去土壌を用いた花壇などを設置するアイデアを提案。除去土壌について正しく理解し、身近に感じてもらうことへの思いが伝わる優秀な作品である。
福島県いわき市立中央台北中学校
渡邊 絢太
この度は、素晴らしい賞を受賞することができ、たいへん嬉しく思います。福島の自然環境は、東日本大震災と、震災に伴う原発事故によって大きく傷つきました。しかしそれは私たちに、環境について深く考えさせる機会ともなりました。愛するふるさと福島の環境を世界に誇れるものにするため、私たちの世代がリードしていかなければならないと感じました。この先私もその一助となれるよう、歩みを進めていきたいと思います。
授賞理由:
「海岸のきれいないわき」、「自然に還るプラスチック素材の先進地いわき」を目指した活動を通し、常磐ものへの風評を完全に無くし、常磐もののおいしさをよリ多くの人に伝えることで、いわき、そして福島のこれからの環境向上に貢献を目指す優秀な作品である。
蒼明学院中等部
岡 ひまり
この度はこのような輝かしい賞をいただくことができ、大変嬉しく、光栄に思います。この件を通して、福島の原状やいいところをたくさん知ることができ、また、復興について考えることができました。私のような被災地から離れた地域では、復興のことを考える人はあまり多くありません。また、東日本大震災のことを知らない世代が出てきます。そんな中で、風化させないように私達ができることを考え、行動していこうと思いました。
- 作品名:
福島と植物の復興(PDF669KB)
授賞理由:
被災地の復興を正しく理解して頂くきっかけとして、福島に植樹を行い、復興の象徴としての新しい姿を目指す作品。福島での取組が世界中に知られ、誤解や偏見を解消し、震災を風化させずに未来の防災意識に役立てる優秀な作品である。
【高校生の部】
成城学園高等学校
井上 天凱
私たちは今、震災記憶のある世代とない世代との岐路に立っています。福島のこれからを創っていく次世代に対し、私たちの意識や記憶をどう伝えてゆけばいいのか、それらを考えることの重要性をこのチャレンジアワードで再認識することができました。福島の未来は私たちそのものであり、どのように考え、行動するかが問われていると思います。未来を創る一人として、今後も福島と向き合っていきたいです。
授賞理由:
福島の未来を担う“次世代”は、震災・原発事故、復興課題についてどの程度知っているのかに着目。福島と東京圏の高校生約1000名に対してのアンケート調査から次世代の認知を高める提案をまとめた優秀な作品である。
【大学生の部】
関西大学
大野 航希/岩下 大樹/大石 咲/大毛 一輝/吉川 暖乃
この度は受賞の栄誉を賜り、誠にありがとうございます。福島を訪れ、除染土などを実際に目にしたことで、まだ多くの課題が残されていることを実感いたしました。これらの課題は福島だけの問題ではなく、日本全体で共に考えていくべき事柄だと感じております。関西に住む私たちも、この問題を風化させることなく、身近な課題として捉え、関わり続けながら次世代へ伝えていく役割を担っていきたいと思います。
- 作品名:
福土(PDF3.8MB)
授賞理由:
再生利用する除去土壌を、不屈の地の象徴として「福土」(ふくつち)とネーミング。その福土を全国に届け、除去土壌の有効活用を提案した優秀な作品である。
上智大学物質生命理工学科
大塚 正熙
入賞の栄誉を賜りましたこと、誠に光栄に存じます。
昨年の『福島その先の環境へ』ツアーにおいて実際に被災地を訪れ、東日本大震災の甚大な爪痕と被災された方々の深い想いに直に触れたことで、この現実を少しでも多くの方々に伝えたいという強い思いから、本作品を作成いたしました。
今後も、復興の道を歩まれる方々の多様な取り組みを、より多くの方々に広く伝えるべく、尽力してまいります。
授賞理由:
東日本大震災後、浪江町の耕作放棄地で産業米として作られた化石燃料への依存を軽減するプラスチックであるライスレジンの活用により、環境・産業問題の課題解決と浪江町の土地の再活用に繋げる優秀な作品である。
明治大学島田ゼミナール
南嶋 真綾/小林 美穂/多々良 穂香/生和 涼々/古田 希良里
このたびは、素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。私たちは約1年間、広野町で多くの方々に支えられながら活動してきました。町の皆さまの温かさに触れ、広野町に貢献できることを模索し、試行錯誤を重ねた結果、今回の受賞につながったことを嬉しく思います。この成果は皆さまのご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。今後も頑張りますので、引き続きご支援いただければ幸いです。
授賞理由:
広野町でのフィールドワークを通じ、首都圏の大学生を広野町の中学生が案内することで、町内と町外の方がバディーを組んで学びと観光を掛け合わせて、関係人口の増加に繋げる優秀な作品である。
上智大学
黒田 夢奈
この度は、貴重な機会をありがとうございました。 私たちの誰しもが、性別や社会階層、障害の有無などをはじめとした様々な属性において、マジョリティ性とマイノリティ性を併せ持って生きています。そして、マジョリティ側が、その立場に与えられている権利を自覚し、認識しずらい弱さに目を向ける必要があるでしょう。 福島で出会った人々と景色は、このことを忘れてはならないと強く感じさせてくれました。
- 作品名:
連なって、ふくしま(PD946KB)
授賞理由:
長崎県で実践した“教訓”という観点から見た除去土壌の問題を、誰もが当事者であると考えるよう「意思決定型」のワークショップを具体的に提案した優秀な作品である。
【アートポスターの部】
福島県立福島西高等学校
野本 結那
この度は、栄えある賞をいただきありがとうございます。このアートポスターを制作するにあたり、福島の現状を知る必要がありました。まだまだ私の知らないことがあり、福島のために何ができるかを考えるきっかけとなりました。最後にこの活動に関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
- 作品名:
未来を見つめて(PDF19.8MB)
授賞理由:
将来、福島に戻ってきたときに風評被害がなくなって、農家さんたちが「福島の自慢の野菜や果物だよ!」と笑顔で言っている未来をイメージした作品。ポスターを見た方々を明るい気持ちに誘う優秀な作品である。
福島県立福島西高等学校
菊地 心音
この度は、受賞することができ、とても光栄です。私は普段から、福島のために何かできることはないかと考えていました。そのような中、福島の温かく賑やかな情景が伝わるように、と願いながら描いたこの作品で受賞することができ、大変嬉しく思っています。この作品を見ていただくことで、福島だけでなく、多くの方々の心も動かすことができれば幸いです。今後も福島の復興のために、尽力していきたいと思います。
- 作品名:
私が福島を動かす!(PDF23.9KB)
授賞理由:
福島に関わりのある私たちが福島の魅力を伝えていくために、ポスター中央の手(私たち)が福島のモチーフを牽引し、未来を切り開くイメージが表現された優秀な作品である。
福島県立福島西高等学校
薄 祐麻
この度は受賞することができ、誠に嬉しく思います。アートポスターを描き始めた際に、現在の福島の豊かさ、明るさと、災害で被害を受けた人々、原発事故のことが浮かびました。どれも、福島の未来を創る上で大切になることだと思い、作品に込めて描きました。私の作品が、福島の活動に少しでも役に立てたらいいな、と思います。
- 作品名:
さしのべる(PDF46.2MB)
授賞理由:
明るく美しい福島の未来をつくるためには、震災や原発事故当時の福島と向き合うことが大切との思いから、14年前と今の福島をイメージして描かれた作品。手が差し伸べられ未来に牽引していくことが表現された優秀な作品である。
福島県立ふたば未来学園中学校
和田 にこ
今回入賞することができ、とても嬉しいです。今回のポスター作成を通して、改めて自分の住む町の美しさに気が付きました。東日本大震災をきっかけに、変わってしまった景色も多いですが、日常の風景の中にある美しさは変わらずに残っています。私は毎日の特別な一瞬一瞬の風景を大切にし、そしてそれをどのように守り、残していくのかを考え続けていきたいです。
- 作品名:
毎日見る「特別」(PDF642KB)
授賞理由:
福島県(南相馬市)には震災後も変わらずにある朝日の昇る日常の美しい風景。この風景をこれからも守り、毎日見る景色が毎日違う特別なものになってほしいという思いが表現された優秀な作品である。
チャレンジ・アワードバスツアー
表彰式終了後、受賞者の方を対象とした「チャレンジ・アワードバスツアー」を実施し、「福島の今」を現地で体感いただきました。
旅行期間
2025年3月8日(土)
見学場所
中間貯蔵施設
東日本大地震・原子力災害伝承館
浅野撚糸フタバスーパーゼロミル
道の駅なみえ など




福島県いわき市立中央台北中学校
齊藤 礼
素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。受賞の知らせを受けた時、真っ先に思い浮かんだのは、小学校5年生の時の担任の先生の顔でした。この担任の先生を含め、私に福島の未来を考えるきっかけを与えてくれた先生方に感謝しています。私が進学や就職で福島を離れることがあっても、福島県出身であることに誇りを持ち、これから出会う人たちに、私の身近な人たちの震災ストーリーを発信していきます。
福島を発展させるために私にできること(PDF670KB)
授賞理由:
福島の震災ストーリーをコンテンツにまとめ、震災を知らない世代のみならず、地域、世界へ発信していく独創性のあるアイデアを提案。具体的に福島の復興への歩みや未来への取組を広く伝える実現性のある最も優秀な作品である。