福島、その先の環境へ。ブログ
第2回「FUKUSHIMA NEXT」応募受付を開始しました。
未来志向
東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の事故から12年余り。
福島では今、環境再生や復興の実現、その未来への継承に向けて、多くの人々、団体が活動されています。
福島を思い、福島のためにひたむきに取り組む方々の活動は、もっと多くの人に知って、見て、応援してもらうことが必要です。
環境省と福島県はこの福島の地で、未来志向の環境に関する優良な取組に対して、福島環境リブランディング・キャンペーン「FUKUSHIMA NEXT」表彰制度を設けています。
福島の未来を志向し「その先の環境」を創ろうとする人々の姿を、広く多くの方に伝えていきたいと考えています。
1.目的
東日本大震災・福島第一原子力発電所の事故から令和5年で12年が経過するところ。これまで環境省では、原子力災害被災地の復興にむけて、環境再生事業に取り組んできました。令和2年春までに帰還困難区域を除いて避難指示が解除され、各地で復興への歩みが進んでいるものの、復興は未だ道半ばです。
このため、環境省は、令和3年2月19日、「未来志向の新たな環境施策の推進~ふくしま、次の10年へ~」と題した重点施策を打ち出し、その中で風評対策として、環境先進地域へのリブランディングに取り組むこととしました。
また、令和2年8月27日に福島県と締結した「福島の復興に向けた未来志向の環境施策推進に関する連携協力協定」においても、優良な取組の推奨制度の創設など、多くの主体の参加を促進・誘導するための取組を行うこと等により、福島県の風評払拭に努めることとしています。
現在、福島県内において多くの方々が、東日本大震災・原子力災害からの復興に向けた取組を進めており、それらの中には、環境の保全や再生、将来への継承等に関する優良な取組を行われています。そうした環境への取組の中には、全国的にみても先駆的なものや、ユニークなもの、優良で優秀な取組もみられますが、あまり周知されていないものも多くあります。
こうした未来志向で優良な環境の取組を行う方々を広く周知し、福島の環境施策の先進地としての認知の向上に資するため、公募による環境リブランディング・キャンペーン「FUKUSHIMA NEXT」表彰制度を設けるものとします。優秀な取組に対して、環境大臣等が表彰、広報等で広く周知することで、その活動を支援するとともに、未来志向の環境の取組を新たに行おうとする主体の参画を促し、ひいては、福島県の原子力災害からの風評払拭と、環境再生事業に対する理解の醸成につなげることを目的とします。
2.主催・共催
主催:環境省
共催:福島県
後援:福島民報社、福島民友新聞社
※当キャンペーンの周知、および地域で優秀な取り組みを行う組織・企業・個人の積極的な応募促進を目的に、地域新聞社の後援により実施することとする。
3.募集期間・応募方法
令和5年7月14日(金)~令和5年9月29日(金)17:00
第2回「FUKUSHIMA NEXT」応募受付は終了いたしました。数多くの方々のご応募ありがとうございました。
4.募集内容
福島県内において、環境分野において、未来志向の取組を意欲的、先駆的に実施し、さらなる活動の飛躍を図ろうとしている人物を公募し、表彰する。募集にあたっては、環境省が実施する風評対策の広報活動にも協力いただくことが可能な方対象とします。
(1)募集テーマ
「福島、その先の環境へ。」
~環境の視点から、地域の強みを創造・再発見する未来志向の取組~
(2)環境分野における未来志向の取組の例
脱炭素、資源循環、自然共生などの環境分野において直接的に環境の保全や再生に効果のある取組に限らず、福島の環境への理解や意識の向上に寄与する取組が、原発事故に起因する風評や風化の対策として効果のある活動なども対象とします。
例えば、次のような取組などが想定されます。
- 福島県内の自然資源の保全や活用による交流人口の拡大に向けた取組
- 福島県内の国立公園等におけるワーケーションの促進に関する取組
- 福島県内における地産地消の再生可能エネルギーの促進、省エネルギー対策など、地球温暖化対策に実効ある未来志向のまちづくりの取組
- 廃棄物の発生抑制や循環的な資源利用に関する取組、災害にも強い資源循環スキームの整備促進に関する取組
- 未来志向の環境施策の取組を通じ、福島の復興の姿を広く県内外に発信し、福島県の風評払拭に関する取組
- 上記の各取組と合わせて多くの主体の参画を促す取組 等
5.応募資格
1.福島県内において、未来志向で環境に関する取組を実施している社会人。個人(複数人可)による応募を基本とし、企業・団体等の取組であっても、その活動を担ってきた個人(複数人可)が代表して応募することは妨げません。また、応募者及び表彰候補者の居住地は福島県内に限りません。
2.入賞した場合に、環境省が実施するふくしま環境リブランディングの広報活動である「FUKUSHIMA NEXT」において、広報媒体を通じて個人に係る情報を紹介することに支障がないこと。
6.対象者
表彰対象者は、個人または複数人で4.(2)に記載のある取組を行っているものとする。また、応募者が法令違反の容疑により逮捕され、又は逮捕を経ないで公訴を提起された場合などの不正または不誠実な行為があった場合は表彰の対象としません、又は受賞を取り消すことがあります。
7.選定方法・募集様式
(1)審査方法
外部有識者の参画を得た審査委員会において審査を実施します。
審査に関しては1次審査と2次審査を設ける。1次審査は書類による選考とし、2次審査はプレゼンテーションを実施し、審査します。
審査委員会については別紙審査委員会設置要綱のとおりとします。
(2)募集様式
①1次審査
別添様式A・様式Bにそれぞれ以下を記載・まとめてください。
様式A:取り組み内容として「取組の背景、目的、経緯、進捗状況、取組の感想、今後の目標、展望等」を記載してください。
※枚数は問いません。書式は任意とします。
様式B:応募者のプロフィールをA4サイズ1枚以内でまとめてください。
②2次審査
5分間のプレゼンテーションを実施。使用する資料について形式は問いませんが5分以内に収まるようにしてください。
③選定人数
環境大臣賞等:6組以内
※環境大臣賞の被表彰者は大臣が決定する。
※審査委員会の判断により、特別賞、奨励賞等を付与することができます。
8.結果の通知
一次審査通過者には令和5年10月中旬までに事務局から連絡します。
9.受賞者の公表
受賞者の公表は令和5年12月上旬(予定)に報道発表及び環境省ウェブサイト掲載により行います。
10.その他
(1)著作権等の扱い
取組に関する著作権は応募者本人に帰属するが、環境省は本人の許諾を得た上で応募作品等を環境省の広報等に使用することができる。また、応募書類に他者に帰属する著作物を利用する場合は、応募に先立ち、その利用許諾を得ておくこと。他者の個人情報などプライバシーの保護に十分配慮すること。
(2)審査内容に関する問合せ、審査結果等に関する異議申立ては原則受付けない。また、申請書類は一切返却しない。
11.事務局(お問合せ)
お問い合わせはこちら
環境省 環境再生・資源循環局
環境再生事業担当参事官室付
福島再生・未来志向プロジェクト推進室
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL:03-3581-2788
E-mail:mirai_award@env.go.jp